クロミフェン・クエン酸塩。50mg錠。
排卵誘発剤。排卵障害による不妊症に使います。
抗エストロゲン作用により、卵巣からのフィードバックをブロックし、下垂体から出るゴナドトロピンを増加させ、
卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの分泌を増加。
その結果、卵胞刺激ホルモンにより卵胞が成熟し、黄体形成ホルモンにより排卵がうながされることによります。
有効なのは、性腺刺激ホルモンの低分泌による排卵障害が原因の不妊症です。
ゴナドトロピンを増加させるので、男性不妊症にも用いられます。この場合、性腺刺激ホルモンは睾丸に作用し、男性ホルモンの分泌がよくなり、精子形成が促進されます。
無排卵周期症の場合、排卵の成功率は70~80%以上、第1度無月経でも60~70%くらい有効とのことですが、妊娠の率はこれほど高くはありません。
副作用として、主作用の抗エストロゲン作用による、頚管粘液の分泌不良(精子の侵入障害)と子宮内膜が薄くなることがあり、妊娠成功率が低くなる原因となっています。