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睡眠薬の分類  睡眠薬の分類 Minimize
Location: Blogs医薬品情報神経系    
Posted by: Apo 2008/05/21 12:04

主に使用される睡眠薬は安全性が高く、耐性・依存性が少ないベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。
また、ベンゾジアゼピンとは化学構造が異なりますが、ベンゾジアゼピン受容体に作用する薬も使用されています。

これらは、血中濃度の消失半減期からリンクの表のように短時間型、長時間型などと分類されます。
【超短時間型:6時間以内、短時間型:12時間以内、中時間型:24時間以内、長時間型:30時間以上】

(ただ、半減期からの分類では、そのまま効果についても分類できるわけではないように思います。
有効血中濃度も違いますし、どのくらいの速度で吸収されるのかも違います)

極めて大雑把ですが、一般的には体内から消失するのに必要な時間は半減期の4~5倍といえます。
通常睡眠薬は、1日1回の服用ですから、24時間の1/5以上の半減期を持つ薬は少しずつ効果が上がっていき、何日か後に一定の状態になることが期待されると考えられます。

効き始めるまでの時間については有効血中濃度の資料がなくよくわかりませんが、参考図書から転記しました。

最高血中濃度に達するまでの時間(Tmax)が少しは参考になると考えられますが、
1.6±1.2時間というデータもあり、個人差が大きいと思われますし、
ニメタゼパムのようにTmaxは2~4時間ですが、1時間後には既に最高血中濃度とほぼ同等となる動きをするものもあります。

少量から徐々に使用して自分に合う薬を探すのが現実的かもしれません。

あまり分類に捕われず、超短時間型と長時間型とその他通常と捉えるのがよいのかな、と思っています。

他に注意事項として、これらの薬剤は抗コリン作用を持ちます。
そのため、急性狭隅角緑内障のある方は、使用禁忌となります。
ただ、エスタゾラム(ユーロジン)のみ、添付文書に禁忌の記載がありません。
抗コリン作用が弱いということでしょうが、記載がないだけで、積極的に勧められるわけではないと思います…。

また、無理に止めなければならないこともないのでしょうが、中止する場合は超短時間型など作用時間の短いものほど、反跳性不眠などが生じやすいということで、長めのものに切り替えてから中止することもあります。

副作用のひとつに、奇異反応というのがありますが、特に超短時間型とアルコールの併用時に起こりやすい。
他の薬で来られた方が、以前もらったハルシオンを服用し始めて、お酒も寝るために続けておられ、夜間に起きてわめくことがある、という相談を受けましたが、この旨説明したところ、次回Dr.にお話されて、サイレースに変更され、改善したケースがありました。

いずれも、勝手に服用したり、服用中止する薬ではないので、きちんと医師の指示に従ってください。

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